研究機関:University of Pittsburgh Department of Urology
アメリカ到着、ピッツバーグ空港にてアメリカ、ペンシルバニア州、ピッツバーグで留学生活を始め早くも半年が経ちました。
初めての海外生活、文化の違い、つたない英語力のためのコミュニケーションの難しさなど大変なこともありましたが、家族も含め日常生活はだいぶ落ち着き、楽しむ余裕も少しずつ出てきております。留学先のピッツバーグ大学、Urology Researchは先輩である海法先生がかつて留学していたラボであり、こちらも参照していただくとよりイメージがわきやすいと思います。あわせてご覧ください。
ピッツバーグはアメリカ合衆国北東部ペンシルバニア州にある、人口約30万人の都市です。1970年代までは鉄鋼都市として栄え、人口も70万人に迫る勢いでしたが鉄鋼業の衰退とともに街も一時はさびれたようです。その後、ハイテク・医療・保健・教育・金融などへの産業移行が成功し現在ではアメリカで住みよい街の一つに数えられているとのことです。
私が研究しているラボは、ピッツバーグに数多くある大学の中のピッツバーグ大学にある、Urology Research です。ボスはNaoki Yoshimura Prof. で日本人でありこれまで数多くのポスドクを受け入れてきました(海法先生もその一人です)。現在もラボには日本人が多く在籍しており研究はスムースにスタートできました。一方、日常使う英会話がついつい少なくなってしまい、話題を見つけてはインド人の同僚に話しかけるようにしております。
Schenley Park でのChildren Festival でアメリカは夏休みが長いと聞いていいましたが、学園都市で生活しているとそれを肌で感じまず。
私が渡米した、3月下旬は街に学生があふれておりましたが、5月上旬の卒業式とともに大学周辺はぱったりと人が少なくなります(研究には長い夏休みはありませんが)。それに反比例するかのように公園には多くの人がでかけ、夏時間の遅い夕暮れを楽しみながら思い思いの時間を過ごします。
アメリカではだれもが子供には親切で、娘達を連れて歩いていると”Hi ! so cute !” とあいさつと微笑みをくれることもしばしばです。
また週末には公園を中心として多くのところで子供向けのイベントが開催されており、家族で出かける目的に悩まずに済みます。
ピッツバーグマラソンのスタートにて、
はるか遠くにスタートゲートが見えます私の趣味に関連した話題で恐縮ですが、アメリカでもjogger は年々増加しており、最近では5000万人に達するとのデータもあります。健康維持、ダイエットのため始めたジョギングも、せっかくならレースに挑戦したいと考えるのはアメリカ人も同様なようで、全米では大小合わせて年間23000ものレースが開催されているようです。その中で人気なのは13.1miles のハーフマラソンで、「やはり目標はフルマラソン!」の日本とは若干違いがあるようです。(アメリカ人は自分のことをわきまえてる?重い体重のせい?苦しいのは嫌い?逆に日本人は身の程知らず?長距離はお手の物? 本当のことはわかりません。)
というわけで、私も5月中旬に開催されたピッツバーグマラソンに参加しました。先ほど述べましたが、30万人ほどの人口でフル・ハーフ・リレー合わせ25000人以上のランナーがエントリー! まるで大都市マラソンのような盛り上がりでした(スタート直前の密集する写真を参照ください)。
日本と違いスタート前にはロックが大音量で鳴り響き、アドレナリンが過剰分泌されたランナーが奇声?を上げます。スタート地点にならんで国家斉唱(ここで25000人が一気に静粛になります。)国家が終了したとたんみんななぜか雄叫びを上げスタートといった状況でした(私の耳はしばらくキーンと鳴りやみませんでした)。
Schenley Park Trail Road現在は秋も深まり、日も短くなってきたためウィークデイはアパートのランニングマシン、週末は近くの公園Schenley Park のtrail road で走っています。近くの公園にもかかわらず広大で、自然が多いため小鳥やリスを見かけるのはしょっちゅうで、鹿の親子に2回も遭遇してしましました(ワイルドだろ〜)。
これから厳しい冬に向かいますが、留学生活を楽しみ、研究もトレーニングもしっかり取り組みたいと思います。