東北大学病院 泌尿器科 外科病態学講座泌尿器科学分野

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医局概要

概要

東北大学医学部泌尿器科学教室は1959年(昭和34年)、東北大学第一外科出身で、当時、福島県立医科大学第一外科教授であった宍戸仙太郎教授を初代教授として、福島県立医科大学第一外科と東北大学第一外科から移行した10名余りで発足した、我が国ではめずらしい外科由来の泌尿器科です。欧米の泌尿器科は殆ど外科に属しており、同様なスタイルで始まっているわけです。設立以来、臨床面でも研究の面でも常に我が国を代表する泌尿器科学教室となっております。初代宍戸教授は他に先駆けて、神経因性膀胱やアンドロロジーの分野で目覚しい成果をあげ、第二代、折笠精一教授はさらにこの分野を発展させるとともに、尿路結石の内視鏡手術や体外衝撃波治療を確立し、我が国における小児泌尿器科疾患の診療レベル向上に貢献しております。第三代、荒井陽一教授はEBMに基づいた泌尿器悪性腫瘍の機能温存・再建治療と、腹腔鏡やロボット支援下手術などによる低侵襲手術の普及に取り組み、泌尿器悪性腫瘍、特に早期前立腺癌の治療後のQOL向上に貢献しております。2018年12月より伊藤明宏教授となり、腹腔鏡やロボット支援下手術の適応をさらに拡大させながら泌尿器悪性腫瘍のアウトカム向上を目指した最先端の治療・研究に取り組んでいます。副腎外科では国内最多の手術件数を誇り、なかでも、原発性アルドステロン症の手術は世界トップクラスにあります。また近年増加傾向にある精巣腫瘍の症例数も国内トップクラスにあり精巣がんサバイバーのQOL研究にも積極的に取り組んでいます。まさしく21世紀をリードする泌尿器科学教室となっております。

 
【東北大学病院】   【ロボット支援前立腺全摘術】

     

泌尿器科には


【病理医との合同カンファレンス】
日本専門医機構の泌尿器科専門医を取得するには、卒後2年間の臨床研修終了後、専門研修プログラムでの4年間の専攻医研修を経て専門医試験に合格する必要があります。東北大学病院で卒後臨床研修を行う場合は、研修自由枠として最初に泌尿器科を選択する「泌尿器科ダイレクトコース」がお勧めです。この場合は泌尿器科がホスト診療科として、その後のスーパーローテート研修のために親身になって相談に応じます。

4年間の東北大学泌尿器科専門研修プログラムでは、充実した専門医研修が行えるように東北大学泌尿器科が責任を持って対応します。大学病院、県立こども病院、県立がんセンター、ほか地域の基幹病院で、あらゆる泌尿器科疾患を十分に研修できるように配慮しています。卒後研修、専門医研修の詳細については「学生・研修医の皆様へ」をご覧ください。

専門医取得後の進路は基本的には本人の意志を尊重して決めます。多くの場合は大学院に入学して研究を行っています。研究は基礎研究、臨床研究のいずれでも選択できます。指導教官が学位(博士号)取得まで一貫して指導します。大学院に入学せずに臨床を中心にした進路も選択することができます。しかしこの場合でも最新の医学知識を身につけるために、一定期間大学病院に戻って研鑽を積むことを勧めています。これらの過程は専門医取得後にリサーチマインドな姿勢を身につけ、かつ人間性豊かな泌尿器科医になるために重要なステップと位置づけています。

大学院卒業後は

大学院卒業後は基幹病院でさらに臨床修練を積み、泌尿器科指導医の取得という次のステップを目指します。この間、適宜、大学へ教官として戻る方もいます。また海外に留学して研究を深めることもできます。海外留学は米国、カナダなどの研究機関を中心に派遣しています。また国内留学も随時行い他大学との交流や研究内容の充実を図っています。

泌尿器科の扱う疾患は大変多彩で、小児から高齢者まで男女を問わず診療します。また診断から治療まで一貫して診療を行えるメリットがあります。泌尿器科の基本は外科ですが、内科的要素もたくさんあります。少子高齢化の現在、ホームドクターとして排尿などに関して身近に相談できるoffice urologyも大きな診療分野で、泌尿器科医の需要は高まる一方です。また尿失禁などの婦人泌尿器科の疾患も急増し、女性泌尿器科医の需要も高まっています。日本も含め、欧米でも泌尿器科医のステータスが非常に高いのが特徴です。


【広瀬川】
仙台は人口100万の大都市ですが、緑に囲まれた杜の都です。大学病院の近くに清流の広瀬川が流れており、すぐ郊外には美しい住宅地が広がっています。松島、蔵王連邦などの自然にも恵まれています。夏は涼しく、冬の積雪は余り多くなく、一年中過ごしやすい環境です。

勉強したいと思っている方、私生活に余裕を持って良い仕事をしたいと思っている方、ご連絡ください。

東北大学医学部泌尿器科
医局長 川守田 直樹
ikyokucho@uro.med.tohoku.ac.jp


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