こんな症状ありませんか?
「尿が出にくい、回数が多い」「夜間よくトイレに起きる」
尿が出にくい、回数が多い、夜間よくトイレに起きて眠れない、といった排尿症状は様々な原因でおこります。性別、年齢などによって原因疾患が異なります。
男性の場合
最も多いのが前立腺の病気です。まず思い浮かぶのが前立腺肥大症です。症状は同じでも、放置できない前立腺癌という病気が合併している場合もあります。PSA(ピー・エス・エー)という血液検査で癌の疑いのないことを確認しておくことが大切です。その他に、若い方なら前立腺炎が原因かもしれません。
女性の場合
女性に多い原因としては間質性膀胱炎があります。これは原因が不明で、下腹部の痛みを伴います。また尿失禁という病気の一症状かもしれません。
男女共通に見られる疾患
膀胱炎という感染症では頻尿になり、排尿時痛や残尿感を伴うことが特徴です。その他、糖尿病などの生活習慣病や脳梗塞の後遺症などによって排尿に関する神経に異常をきたす神経因性膀胱という疾患もあります。
一般に加齢に伴って膀胱の柔軟性がなくなってきますので、夜間頻尿は男女に共通してみられます。睡眠障害や内服薬が原因になっていることもあります。
※尿が出にくい、回数が多い、夜間トイレに起きる、などの症状のある方は思い悩むことなく泌尿器科医にご相談ください